平成24年4月1日以降の放射能への対応について(最終更新2012年7月12日)
平成26年度(2014年度)の対応はこちらをクリックしてご覧ください
平成25年度(2013年度)はこちらをご覧ください
以下は平成24年度(2012年度)の内容です。
【はじめに・・・】
茶の放射能汚染につきまして多大なるご心配とご迷惑をお掛けいたしておりますことをお詫び申し上げます。
当店では、引き続き、情報公開を行いながら、茶専門店の品揃えとして「静岡茶」の販売を継続してまいります。
国の基準と比較しても充分に数値の低い「安全」とされる製品を販売しております。
お茶は、畑で摘みとった「生葉」を高度に乾燥させて一次加工品である「荒茶」や最終製品となる「製茶」に仕上げていきます。加工中に水分は大幅に減少しますが、セシウムはそのまま残ってしまい、加工後の茶葉乾物でのセシウム濃度の数値は高くなってしまいます。
そのため、消費実態に合わせた「飲用茶」での基準が2012年4月から適用されました。
しかし、当店のお客様の中には、茶葉を粉砕してご利用になる方も少なくありません。また、昨年との比較や、お客さま各々の消費実態に合わせた試算が可能な、茶葉での検査を実施し、結果を公表しております。
当店は「安全」と判断しておりますが、安全の尺度は人それぞれであり、個々のご判断は尊重されなければなりません。
検査結果等をご覧いただき、許容いただけますようでしたらば、
静岡茶をどうぞよろしくお願い申し上げます。
まだまだ許容できないという皆様には、どうか長い目でお待ちいただきますよう心からお願い申し上げます。
また、当店はもともと静岡茶専門で営業してまいりましたが、数年前から鹿児島茶・伊勢茶の取扱いも増えてきており、お客様に選択肢を提供いたしておりますので、何なりとお申し付けいただければ幸いです。
当店の製品等に関して、ご不明な点などは、遠慮なくお尋ねくださいませ。店主が責任を持って対応いたします。
【検査結果一覧】
検査は第三者機関において、「食品中の放射性セシウム検査法(平成24年3月厚生労働省医薬食品局食品安全部)」により実施した、いわゆる「精密検査」の結果です。
製茶・荒茶の検査結果は製品同一ロットまたは原料で実施したものを掲載しています。飲用茶の検査結果は製品と同一ロットの検体で実施したものだけを掲載しています。
品名 | セシウム134 | セシウム137 | セシウム合算 | 参考値(※) |
---|---|---|---|---|
霧山河(深蒸し) | 製茶10Bq/kg | 製茶15Bq/kg | 製茶25Bq/kg | 飲用換算0.42Bq/kg |
峰の雲 | (発売未定) | |||
早乙女 | 製茶11Bq/kg | 製茶14Bq/kg | 製茶25Bq/kg | 飲用換算0.42Bq/kg |
お国なまり(静岡茶70%) | 製茶11Bq/kg | 製茶11Bq/kg | 製茶22Bq/kg | 飲用換算0.37Bq/kg |
特製緑茶(茎茶ブレンド) | 製茶11Bq/kg | 製茶16Bq/kg | 製茶27Bq/kg | 飲用換算0.45Bq/kg |
かりがね50号(茎茶) | 製茶10Bq/kg | 製茶14Bq/kg | 製茶24Bq/kg | 飲用換算0.40Bq/kg |
毎日茶(二番茶) | 製茶8Bq/kg | 製茶14Bq/kg | 製茶22Bq/kg | 飲用換算0.37Bq/kg |
毎日茶かりがね | 製茶20Bq/kg | 製茶21Bq/kg | 製茶41Bq/kg | 飲用換算0.68Bq/kg |
上玄米茶(静岡茶55%) | 製茶10Bq/kg | 製茶16Bq/kg | 製茶26Bq/kg | 飲用換算0.43Bq/kg |
O社一番茶原料 | 荒茶12Bq/kg | 荒茶14Bq/kg | 荒茶26Bq/kg | 飲用換算0.43Bq/kg |
抹茶入り茎茶 | 製茶11Bq/kg | 製茶15Bq/kg | 製茶26Bq/kg | 飲用換算0.43Bq/kg |
抹茶入り煎茶(二番茶) | 製茶6Bq/kg | 製茶7Bq/kg | 製茶13Bq/kg | 飲用換算0.22Bq/kg |
限定新茶1号 | 飲用1Bq/kg未満 | 飲用1Bq/kg未満 | 飲用2Bq/kg未満 | |
水出し緑茶原料(注1) | 飲用1Bq/kg | 飲用1Bq/kg | 飲用2Bq/kg | |
水出し抹茶入り玄米茶原料(注1) | 飲用1Bq/kg未満 | 飲用1Bq/kg未満 | 飲用2Bq/kg未満 |
(注1)の製品は、2011年産静岡茶です(製品原料調達の都合上、当分の間、新茶への切り替えができないため)。
これら以外の製品の上表記載数値は2012年産のものです。
※検査結果が「検出せず」の場合は、「(検出限界値)未満」と表記しています。
例:検査結果が「検出せず」で、検出限界値が1Bq/kgであった場合、上表では「1Bq/kg未満」と表記しています。
※製茶→飲用の換算について
製茶(茶葉)の数値×1/30(30倍に薄める)×50/100(茶葉含有の50%が抽出される)
すなわち、
製茶(茶葉)の数値を60で除した値
を参考値として掲載しました。
※新茶切り替え前の扱い
飲用茶の基準を満たしているとみなせる製品のみ昨年産原料での販売を継続しています(食安基発0315第7号)。
【平成24年4月1日以降の新基準について】
新基準:「飲用茶(抽出液)」で、10Bq/kg を下回ること(セシウム134・137合算)
検査方法:荒茶又は製茶10g以上を30倍量の重量の熱水(90℃)で60秒間浸出し、40メッシュ相当のふるい等でろ過した浸出液を測定試料とする(厚生労働省平成24年3月15日発表 食安基発0315第4号)
※製茶又は荒茶を検査して200Bq/kgを下回る場合(簡易検査の場合は150Bq/kgを下回る場合)は飲用状態での新基準を下回ることが確実なので飲用茶での検査を不要とする(食安基発0315第7号)
※粉末茶・抹茶などは、一般食品の基準(100Bq/kg)が適用されます。
また、茶葉を粉砕して使用する場合は一般食品の基準が適用されるものと考えられますので、当店では、一般食品の基準に合わせて、茶葉での検査を実施いたしております。
【平成24年4月以降の静岡茶製品の販売について】
新茶切り替え時に、新基準での検査を実施いたします。
※当店オリジナルの通年販売商品で静岡産一番茶を使用する製品につきましては、順次新茶に切り替えます。その際には、昨年同様、製品茶葉(製茶)での検査を実施し、検査結果をホームページで公表いたします。(ただし、稀少品など一部商品は、産地でのサンプル検査の結果を参照して仕入れを行います。)
※新茶切り替え前の対応
平成23年度産一番茶製品は、4月1日現在の在庫限りで販売終了いたします。新茶への切り替え時期は6月以降となる見込みです。
その他製品(二番茶以降やティーバッグ製品の一部など)につきましては、新基準に適合することを確認し、4月1日以降も販売継続いたします。
なお、新しい情報が入り次第、こちらでお知らせしてまいります。
【社長ブログへのリンク】
ブログの方では、もうすこし砕けた表現で、この問題について述べてまいります。よろしければ、ご覧くださいませ。
2012年6月6日 検査結果その4(お茶の川村園の「早乙女」「かりがね」の速報)
2012年5月27日 検査結果その3(当店オリジナル「霧山河」の速報)
2012年5月24日 検査結果その2(当店オリジナル「特製緑茶」の検査結果)
2012年5月15日 検査結果その1(仕入れ先1社からの報告)
2012年5月2日 (関係者の皆様向けのご提案でございます)
2012年4月5日 2012年新茶仕入れ方針
【自治体の発表等へのリンク】
三重県保健環境研究所による放射能検査結果(三重県産荒茶)
静岡県2012年5月11日付 静岡県内一番茶モニタリング結果一覧(飲用茶は全てND)
静岡県2012年5月1日付 静岡県内10検体の飲用茶検査結果